健康寿命をのばす

介護保険を使うとよいこと5選

介護保険のサービスにはいろいろなものがあります。そのサービスをつかうことでどんなよいことがあるか、5つのメリットをあげてみました。

生活を続けられる

歩くのがだんだんと難しくなって買い物が大変になったり、できないことが生活の中から徐々にふえていきますが、なるべく生活を維持できるようにサポートしてもらえます。自立した生活を続けるということは、高齢者ができるだけ自分の力で毎日の生活を送ることです。介護保険のサービスを上手に使うと、自分らしい生活を続けられます。

体を動かす練習(リハビリ)をする

これは、体の動きをよくしたり、今の状態を保ったりするのに役立ちます。歩く練習や手を使う練習などをして、体の力を維持します。

毎日の生活で少し難しくなったことを手伝ってもらう

食事を作ったり、お風呂に入ったりするのが大変になったら、ちょっとだけ助けてもらいます。でも、自分でできることは自分でやります。そうすることで、自分でできることを続けられます。

家の中を安全に過ごしやすくする

階段に手すりをつけたり、つまずきにくい床にしたりします。また、歩行器や車いすなどの道具を使って、安全に動き回れるようにします。

介護負担の軽減

介護保険のサービスを使うと、家族の人が疲れすぎないで、お世話ができます。そうすると、みんなが仲良く、笑顔で過ごせるようになります。

お手伝いさんが来てくれる

家に、お手伝いさんが来てくれます。お手伝いさんは、お風呂に入れたり、ごはんを作ったりするのを手伝ってくれます。これで、家族の人がずっとお世話をしなくてもよくなります。

デイサービスに行く

日中に楽しく過ごせる場所に行きます。そこで友達と遊んだり、体操をしたりします。家族の人は、その間に自分のことができます。

お泊まり施設を使う

数日間お泊まりできる場所があります。家族の人は、その間にゆっくり休んだり、旅行に行ったりできます。

人とつながる

外に出ることを支援するサービスがあります。

デイサービスで友達をつくる

デイサービスというところで一緒に過ごせます。

デイサービスに行くと、
  • 新しい友達ができる
  • みんなで歌を歌ったり、ゲームをしたりして楽しむ
  • おしゃべりをたくさんして、笑顔になれる

お出かけのお手伝いをしてもらう

外に出かけるのが難しくなっても、お手伝いしてくれる人がいます。

  • 買い物に行きたいときに一緒に行ってくれる
  • お散歩をするときに付き添ってくれる
  • 好きな場所(公園や図書館など)に連れて行ってくれる

これらのサービスは、お家の外に出ることで元気に楽しく過ごせるようにするためのものです。外に出ることで人とつながりができると、下記のことが期待できます。

  • 家の中だけでなく、外の世界とつながれる
  • 新しい友達ができて、寂しくなくなる
  • 楽しいことをたくさん経験できる

希望に合わせたプランをたててくれる

介護保険制度の理念である「尊厳の保持」に基づき、高齢者の意思が尊重されます。

希望に合わせて計画を立てる

希望を聞いて、どんなお手伝いが必要か考えます。例えば、お風呂が好きな人には、安全にお風呂に入れるよう計画します。

自分で決められるようにする

できるだけ自分で選んだり決めたりできるようにします。例えば、「今日は何を着るか」「何を食べるか」を自分で選べるようにします。

このように、できるだけ自分の思い通りの生活ができるようにする個別にあわせたサービスを利用できます。

安心して暮らせる

いつでも助けてくれる人がいる

昼も夜も、24時間いつでも助けを呼べる人がいます。具合が悪くなったり、何か困ったことがあったりしたら、すぐに来てくれる人がいるんです。

定期的に様子を見に来てくれる

決まった時間に、家に誰かが来てくれます。元気にしているか、何か困っていることはないか確認してくれます。

健康をチェックしてくれる

看護師さんや医者さんが時々来て、体の調子を見てくれます。血圧を測ったり、お薬が足りているか確認したりしてくれます。

こういうサービスがあると、「困ったときにすぐ助けてもらえる」と安心できます。家族の人たちも、「いつも誰かが見守ってくれている」と分かるので、心配が少なくなります。

介護保険を適切に利用することで、高齢者がその人らしい生活を送り続けられるよう支援することが可能になります。ただし、個々の状況や希望に応じて適切なサービスを選択することが重要です。