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成功したのに満たされない理由|意識レベル『誇り』の危険性

パワーかフォースか第9回成功したのに満たれない理由|意識レベル「誇り」の危険性|苦悩の犬とパワーあふれる犬の対比
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第9回: 成功したのに満たされない理由|意識レベル『誇り』の危険性
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あなたはどこ?パワーかフォースか・第9回】

「やった!昇進が決まった!」 「プロジェクトが大成功して、みんなから褒められた!」 「資格試験に合格!努力が報われた!」

そんな瞬間を迎えた時、心から嬉しくて誇らしい気持ちになりますよね。頑張った自分を褒めてあげたいし、その成果を誰かに認めてもらいたい。それって、とても人間らしくて素敵なことです。

成功して誇らしい気持ちになるのは自然なこと。でも、そこにちょっとした罠があるんです。

今日は、その罠について、優しく一緒に見つめてみませんか?

意識レベルマップ

私たちが日々体験する感情は、ただランダムに現れるものではありません。それぞれの感情は、特定の意識レベルと深くつながっていて、今の私たちの「心の居場所」を教えてくれる大切なメッセージなのです。

ホーキンズ博士の研究によると、感情と意識レベルには以下のような対応関係があります


低いレベル(20-175)

  • 恥  (20)- 「私は存在価値がない」
  • 罪悪感(30)- 「私は悪いことをした」
  • 無気力(50)- 「もうどうでもいい」
  • 悲しみ(75)- 「失ったものが大きすぎる」
  • 恐怖 (100)- 「危険が迫っている」
  • 欲望 (125)- 「もっと欲しい」
  • 怒り (150)- 「これは不公平だ」
  • 誇り (175)- 「私は特別だ」

高いレベル(200以上

  • 勇気(200)- 「やってみよう」
  • 中立(250)- 「まあ、いいか」
  • 意欲(310)- 「達成したい」
  • 受容(350)- 「現実をそのまま受け入れよう」
  • 愛 (500)- 「すべてが愛おしい」

でも、ここで大切なことがあります。「低いレベル」は「悪い」という意味ではないのです。

誇りって、実は意識レベルの上限なんです

ホーキンズ博士の意識レベル理論では、誇りは175レベルに位置します。前回お話しした怒り(150レベル)よりも高く、一見すると良い状態のように思えますね。

  • エネルギーに満ち溢れている
  • 自信を持って行動できる
  • 目標に向かって努力できる
  • 他人からの評価を得られる

確かに、恥や罪悪感、無気力の状態と比べれば、ずっと建設的で前向きです。

でも、ここからが大切なお話。誇りには「上限がある」んです。意識レベル200(勇気のレベル)以下の感情は、すべて「エゴベース」の感情。つまり、外部からの評価や比較によって成り立っているんです。

ベジータに学ぶ:誇りが崩れた時、人は何を失うのか

「オレはサイヤ人の王子だ」

国民的漫画の一つ「ドラゴンボール」(鳥山明)のベジータは、まさに「誇り」を体現したキャラクターでした。惑星ベジータで生まれた戦闘種族・サイヤ人であることに加え、エリート戦士としての血統、王族としての地位。彼のアイデンティティは、すべて「サイヤ人の王子である自分」という誇りの上に築かれていました。

でも、地球に来て悟空という「下級戦士」に敗北した時、ベジータの世界は音を立てて崩れ去りました。

サイヤ人は全宇宙で一番強く、その中でも自分がサイヤ人一強い。そうでなければ、自分を認められなかったのです。

これは「誇り」の危険性を示す完璧な例です。誇りが「他者との比較」や「外的な地位」に基づいている時、それが崩れると人は自分自身を見失ってしまいます。

誇りが作る3つの見えない危険性

その1:比較の呪縛

誇りは常に「他者との比較」の上に成り立ちます。 「私は〇〇さんより優秀」 「あの人たちより上にいる」

でも、この比較ゲームに終わりはありません。常に上には上がいるし、いつか自分を超える人が現れるかもしれない。そんな不安を抱えながら生きるのって、実はとても疲れることなんです。

その2:完璧主義の重圧

誇りを維持するために、私たちは完璧でいようとします。失敗は許されない、弱さを見せてはいけない。そんなプレッシャーの中で、本当の自分を見失ってしまうことがあります。

その3:孤独感の深まり

自分は特別」という感覚は、時として他者との距離を作ります。共感よりも優越感、協力よりも競争。気がつくと、心の奥底で深い孤独を感じている…そんなことはありませんか?

でも大丈夫。誇りは成長のための大切なステップです

ここまで読んで、「じゃあ、成功を喜んじゃダメなの?」と心配になった方もいるかもしれませんね。でも、安心してください。

誇りを感じること自体は、決して悪いことではありません。むしろ、恥や無気力の状態から抜け出すために必要な、大切なステップなんです。

大切なのは、誇りに「とどまりすぎない」こと。誇りを感じたら、その次のステップを意識することです。

誇りを超えて、本当の力へ

では、誇りの落とし穴から抜け出すには、どうすれば良いのでしょうか?

1. 成功を素直に喜んで、そして手放す

成果が出た時は、まず素直に喜びましょう。頑張った自分を認めてあげてください。でも、その成功に固執しすぎないことも大切。「今回はうまくいった。次も精一杯やってみよう」そんな軽やかさを心がけてみてください。

2. 「私が」から「私たちが」へ

成功の背景には、必ず多くの人の支えがあります。上司の指導、同僚の協力、家族の理解、お客様の信頼…。「私一人の力」ではなく「みんなのおかげ」という視点を大切にすると、自然と謙虚な気持ちが生まれます。

3. 失敗も成功も、ただの通過点と捉える

人生は波のようなもの。上がったり下がったり、それが自然な流れです。成功している時も、失敗している時も、どちらも一時的な状態。そう捉えると、誇りに固執することなく、穏やかな心で前に進めます。

ベジータのその後

ベジータはドラゴンボールの中でも私の一番好きなキャラクターです。彼が強さに固執するのには理由がありました。戦闘種族であるサイヤ人が、フリーザにほぼ全滅され、ベジータの父である王でさえフリーザに逆らえなかった。その悔しさや無念が、彼を駆り立てていたのです。

強くなるために、彼は努力を惜しみません。ストイックに修業する姿が何度も描かれます。悟空に勝てないことが、さらに彼を駆り立てます。

上のイラストはバビディの洗脳術に「誇り」で打ち勝つ魔人ベジータです。

そんな彼が、ついに宿敵を認める瞬間が来ます。

「がんばれカカロット…おまえがナンバー1だ!!」

この言葉は「ベジータの名言・名セリフランキング」で1位を獲得しています。自分が一番強くならなければならないという執着を、彼が手放した瞬間でした。

地球に住むことになり、愛する人々ができ、地球人として馴染む中で、ベジータは変わっていきました。自分のアイデンティティである「強さ」が、誇りのためのものから、愛する人を守るためのものへと変化していく。だからこそ悟空の強さを素直に認めることができるようになったのでしょう。

真の強さとは、自分自身をそのまま認めること。ベジータはその成長する姿を見せてくれるからこそ、多くの人に愛されているのです。

誇りは卒業するもの、悪いものじゃない

誇りという感情は、人生における大切な通過点です。

恥や罪悪感の状態から、自分の価値を認識し、行動力を身につけるために必要なステップ。でも、そこにずっといる必要はありません。

誇りを感じたら、「あぁ、私も成長しているんだな」と自分を認めて、そして次のステップへ。もっと軽やかで、もっと自由な状態が待っています。

今回の実践:誇りを手放す練習

もし誇らしい気持ちや優越感を感じることがあったら、以下のことを試してみてください:

  1. 感謝の視点を加える:「私一人の力じゃないな」と思い出してみる
  2. 成功を分かち合う:喜びを独り占めせず、関わった人と共有する
  3. 謙虚な好奇心を持つ:「まだまだ学べることがあるな」と思ってみる

誇りを手放すことは、決して自分を卑下することではありません。もっと大きな世界、もっと豊かな人間関係への扉を開くことなんです。

あなたの成功は素晴らしい。そして、それを超えた先にある世界は、もっと素晴らしいものです。


次回予告:次回は「勇気のレベル200〜人生が変わる分岐点〜」をお届けします。意識レベル200を超えると、私たちの人生にどんな変化が起こるのか?フォースからパワーへの本当の転換点について、一緒に探っていきましょう。

今日のあなたの存在そのものが、世界にとって大切な贈り物です。穏やかな週末をお過ごしください。

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※個人差があります。体調に不安のある方は医師にご相談ください


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kawa10umika
看護師15年目 民生委員児童委員 誰も省かれることない社会、みんなが輝く社会を ほっこりするような読後感をめざします!